特筆することもないんで昔書いた地元の話でも載せようと思います。こういう偽エッセイのストックは いくつかあるんで偶に載ります。
ICカードってありますよね。この3月よりわが故郷、山口県にもIC改札機が導入されました。東京でSuicaが生まれたのは2001年。
22年の苦節を経て、ついに大辺境山口にも文明の明かりが灯されたのです。
札幌みたいにびゅんびゅん電車の来ない地方都市ですので一度乗り逃すと30分くらい無の時間が生まれます。
そういう訳で乗り遅れる訳にはいかないんですが、ぎりぎりまでちんたらしてしまうのが人情というものです。
汗だくになって血眼で切符を買う時間が苦痛だったのでこの度のIC導入をちょっとうれしく感じていました。
しかし残念ながら自体は悪化していました。どういうことか。
まず山口県はICOCA圏に所属しています。そしてお隣の福岡はSUGOCAの勢力圏です。
Kitaca圏内の札幌でSUGOCAを使えるように、移動が各領地内で収まる限りはICカードは互換性を持ちます。
山口県内の移動に限るなら無心でSUGOCAをかざせばいいわけです。
しかしそんな使い方をすることはほぼ無いです。中高の友達の家なんて基本チャリ圏内に収まってるし、角島方面は電車の便が悪すぎて専ら車移動です。
下関人が電車に乗る用事なんて小倉に遊びに行く時くらいしかないわけです。
そうなると勢力圏を跨いでの移動となりますが、ICカードはこの跨ぎに対して無力なのです。
具体的には使用不可です。「IC 跨ぎ」とかで検索してみてください。
熱海の方でも同様の問題が生じているみたいです。
令和5年3月以降、小倉駅でわざわざ切符を買うやつは山口県民に限られる訳です。
今までただの切符だったものがかっぺ証明書にまで貶められています。
おまけに自動改札の導入で駅の入口も狭くなったので、間違いなく悪化です。
余談ですが、福岡山口間では鉄道の電気の規格が異なる(福岡は交流、山口は直流)ため、狭間の関門トンネル付近では昼夜を問わず車内灯が消えます。
電車ってなんかそういうもんだと思ってたんですが、どうも違うと気づいたのは地元を出てからです。何かの手違いで下関に来たときは是非真っ暗な車内と
かっぺ差別を体験してみてください。